チャンド・モメンタム・オシレーター (CMO)
factor.formula
正の価格変化 (PC) =
現在の価格が上昇した場合、現在の終値と前の終値の差を記録します。それ以外の場合は0を記録します。この値は価格上昇のモメンタムを反映します。
負の価格変化 (NC) =
現在の価格が下落した場合、現在の終値と前の終値の差の絶対値を記録します。それ以外の場合は0を記録します。この値は価格下降のモメンタムを反映します。
正の価格変化の合計 (SPC) =
直近N期間の正の価格変化の合計を計算し、一定期間の価格上昇の累積モメンタムを反映します。
負の価格変化の合計 (SNC) =
直近N期間の負の価格変化の合計を計算し、一定期間の価格下降の累積モメンタムを反映します。
チャンド・モメンタム・オシレーター (CMO) =
正の価格変化の合計と負の価格変化の合計の差を計算し、それらの合計で割って100を掛けます。この値は-100から+100の範囲に正規化され、価格モメンタムの相対的な強さを表します。
デフォルト値:
デフォルトの計算期間は20であり、さまざまな市場や取引戦略に応じて調整できます。
数式中のパラメータの説明:
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時刻tにおける終値
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時刻t-1における終値、つまり前の期間の終値
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時刻tにおける正の価格変化
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時刻tにおける負の価格変化
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時刻tにおけるN期間の正の価格変化の合計
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時刻tにおけるN期間の負の価格変化の合計
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CMOの計算期間、通常は20。
factor.explanation
チャンド・モメンタム・オシレーター(CMO)は、市場のモメンタムの強さを判断するために、一定期間における価格の上昇と下降の相対的な強さを測定します。CMOの値は-100から+100の間で変動します。CMOの値が+100に近い場合、市場が買われ過ぎであり、価格が調整圧力に直面する可能性があることを示します。CMOの値が-100に近い場合、市場が売られ過ぎであり、価格が反発する可能性があることを示します。一般的に、CMO > 50は強い市場モメンタムと見なされ、CMO < -50は弱い市場モメンタムと見なされます。さらに、CMOはダイバージェンスシグナルの特定にも役立ちます。つまり、価格が新たな高値/安値を更新したが、CMOが新たな高値/安値を更新しない場合、潜在的な反転シグナルを示す可能性があります。CMO指標は、変動の大きい市場や短期的な取引機会を見つけるのに適しています。シグナルの信頼性を向上させるために、他のテクニカル指標と組み合わせて使用できます。