チャンド・モメンタム・オシレーター (CMO)
factor.formula
正の変化値 (CZ1) =
CZ1は、その日の正の価格変動を表します。その日の終値が前日の終値より高い場合、その差に等しく、それ以外の場合は0になります。この値は、価格上昇の強さを捉えます。
負の変化値 (CZ2) =
CZ2は、その日の負の価格変動を表します。その日の終値が前日の終値より低い場合、その差の絶対値に等しく、それ以外の場合は0になります。この値は、価格下落の強さを捉えます。
N日間の正の変化の合計 (SU(N)) =
SU(N)は、過去N日間のCZ1の合計、つまり過去N日間の価格上昇の合計を表します。この期間中の強気勢力の蓄積を反映します。
N日間の負の変化の合計 (SD(N)) =
SD(N)は、過去N日間のCZ2の合計、つまり過去N日間の価格下落の合計を表します。この期間中の弱気勢力の蓄積を反映します。
チャンド・モメンタム・オシレーター (CMO) =
CMOは、過去N日間の価格上昇の合計(SU(N))と過去N日間の価格下落の合計(SD(N))の差を、それらの合計で割って100を掛けることで計算され、結果を-100から100の範囲にスケールします。この値は、ロング勢力とショート勢力の相対的な強さを反映します。
デフォルトのパラメータ値:
Nは、CMOを計算する際に使用するルックバック期間を表し、デフォルト値は20です。投資家は、自身のニーズや市場の特性に応じてルックバック期間を調整できます。
ここで、CLOSEはその日の終値を表し、CLOSE[1]は前日の終値を表し、ABS()は絶対値を表し、SUM()は合計関数を表します。
- :
その日の終値
- :
前日の終値
- :
絶対値関数
- :
合計関数
factor.explanation
チャンド・モメンタム・オシレーター(CMO)の値は-100から100の範囲です。CMOの値が100に近い場合、市場が買われ過ぎの状態であり、価格が修正される可能性があることを示唆します。CMOの値が-100に近い場合、市場が売られ過ぎの状態であり、価格が反発する可能性があることを示唆します。一般的に、CMOが50を超える場合は買われ過ぎのシグナル、-50未満の場合は売られ過ぎのシグナルと見なされます。ただし、実際の応用では、投資家は特定な状況や市場の特性に応じて、買われ過ぎと売られ過ぎの閾値を柔軟に調整し、他のテクニカル指標や分析手法と組み合わせて総合的な判断を下すべきです。