方向性モメンタム離散指標
factor.formula
上昇モメンタム(DMZ) =
下降モメンタム(DMF) =
方向性モメンタム指数(DIZ) =
負のモメンタム指数(DIF) =
方向性モメンタム分散指数(DDI) =
分母が0の場合、DDI =
ここで:
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t日の最高価格
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t日の最低価格
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t-1日の最高価格
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t-1日の最低価格
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t日の上昇モメンタム値。今日の最高価格と最低価格の合計が前日の合計以下の場合、DMZは0です。それ以外の場合、DMZは今日の最高価格と前日の最高価格の差の絶対値と、今日の最低価格と前日の最低価格の差の絶対値のうち大きい方です。
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t日の下降モメンタム値。今日の最高価格と最低価格の合計が前日より大きい場合、DMFは0です。それ以外の場合、DMFは今日の最高価格と前日の最高価格の差の絶対値と、今日の最低価格と前日の最低価格の差の絶対値のうち大きい方です。
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t-N+1日からt日までのDMZの合計、つまりN日間における上昇モメンタムの合計
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t-N+1日からt日までのDMFの合計、つまりN日間における下降モメンタムの合計
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時間窓のサイズは、モメンタムを計算するためのルックバック期間の長さを表します。デフォルト値は20営業日です。Nの選択はDDIの感度に影響します。Nの値が小さいほどDDIはより敏感になり、Nの値が大きいほどより平滑になります。
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t日の正のモメンタム指数は、N日間における上昇モメンタムの総モメンタムに対する割合を表します。
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t日の負のモメンタム指数は、N日間における下降モメンタムの総モメンタムに対する割合を表します。
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t日の方向性モメンタム分散指標は、DIZからDIFを引いて計算され、市場モメンタムの相対的な強さを反映します。
factor.explanation
方向性モメンタム分散指標(DDI)は、上昇モメンタムと下降モメンタムの大きさを比較し、それらを平滑化することで、潜在的なトレンド転換や買われすぎ、売られすぎの領域を特定します。DDIの中核となるロジックは、一定期間における価格変動の上昇と下降の相対的な強さを測定することです。DDI値が高い場合は、市場が買われすぎているか、上昇モメンタムが支配的であることを示す可能性があります。逆に、DDI値が低い場合は、市場が売られすぎているか、下降モメンタムが支配的であることを示す可能性があります。投資家は、DDIのトレンド変化と極値領域を利用して、市場トレンドの強さと潜在的な反転機会を判断するのに役立てることができます。さらに、この指標は他のテクニカル指標と組み合わせて使用することで、取引判断の精度を向上させることもできます。DDI指標は短期および中期取引に適しており、投資家が市場モメンタムの転換点を迅速に捉えるのに役立ちます。